大塚英志
大塚 英志 (おおつか えいじ) | |
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出生 | 日本東京都田無市(西東京市) | 1958年8月28日
職業 | 評論家、作家、編輯 |
國籍 | 日本 |
創作時期 | 1987年 |
體裁 | 評論、民俗学、小說、漫畫原作 |
主題 | 現代思想、民俗学、戰後民主主義、次文化、御宅族、敘事學 |
代表作 | 《多重人格探偵Psycho》 |
獎項 | 三得利學藝獎社会・風俗部門(『戦後まんがの表現空間 記号的身体の呪縛』) 角川財団学芸賞(『「捨て子」たちの民俗学―小泉八雲と柳田国男』) |
配偶 | 白倉由美 |
受影響於 | 柳田國男、江藤淳、吉本隆明、手塚治虫、 三島由紀夫 |
施影響於 | 東浩紀、齋藤環、大澤信亮 |
大塚英志(1958年8月28日—),是日本作家、編輯、民俗学者,也擔任国際日本文化研究中心研究部教授,及東京藝術大学大学院映像研究科兼任講師。2006年至2014年間曾擔任神戸芸術工科大学教授及特別教授;2014年至2016年間任東京大学大学院情報学環特任教授。妻子是漫画家白倉由美。
略歷
[编辑]大塚,生於東京田无市(现西东京市)。父亲是满洲遣返者,自幼生活在惡劣的環境中。[1] 中學時,加入漫画同人社團作畫同好會(日语:作画グループ),以此為契機,高一开始為みなもと太郎工作。高二,在みなもと太郎的介绍下,以搞笑漫画出道。在学研的教育雜誌和海潮社的《漫画赌博王国》(日语:漫画ギャンブル王国)上发表了搞笑漫画,但大学一年級左右,結束了漫画家生涯。 [2]
1981年3月,大塚毕业于筑波大学人文学院。大学期間,大塚受業於千葉徳爾,學習日本民俗學,而因为千葉是柳田邦夫的直系弟子,成为柳田的弟子。起初,大塚想成為學者,但导师宮田登在一次口試中说道:“你的想法太像記者,不适合学界”,因而放弃念研究所[3] 。
毕业后,他在漫画家沢田ユキオ底下打工,同時德间书店打工,主编杂志《リュウ》和《プチアップルパイ》。作为兼职编辑,大塚負責石森章太郎约一个月,從石森身上學會如何看漫畫分鏡。
从兼职编辑到契約社員,大塚后来以自由工作者的身分,成為《漫画ブリッコ》的编辑。《漫画ブリッコ》影響了コアマガジン。同時期,以“大塚某”发表的许多言论,为后来的评论家身分奠定了基础。编辑職涯方面,發掘了冈崎京子、白仓由美、藤原神居、鏡味晃等漫画家,以及电影插画作家三留まゆみ。大塚也出任《強殖裝甲》的編輯。漫畫原作方面,代表作品有《多重人格侦探Psycho》、《黑鷺屍體宅配便》等。大塚也寫小說及作品動畫化、舞台化的劇本。另一方面,大塚仍繼續写民俗學作品,出版了《少女民俗学》、《物语消费论》和《人身御供論》,以次文化評論家的身分活躍。
受到1988年至1989年間的宮崎勤事件的衝擊,大塚出版與發明「御宅族」一詞的中森明夫對談集《M的世代——我们和Miyazaki君》(日语:Mの世代―ぼくらとミヤザキ君)。大塚對抗當時認為次文化是造成事件原因的風潮,參與宮崎勤的審判。1990至1997年間的一審,擔任犯人的特別辯護人[註 1]。二審期間直到死刑確定期間,大塚也持續地參與旁聽。[4]
2000年代以来,大塚创办批评杂志《新现实》 [5] ,讨论柳田民俗与自然主义文学、社会进化、纳粹主义和神秘主义,以及民俗學者小泉八云等。同時,大塚也持續出版小说和漫画的介绍性书籍。
1980年末,於学习院女子大学、和光大学等私立大学,兼任讲师。2006年4月,大塚擔任神戸芸術工科大学藝術相關科系的教授。此外,大塚也在东京艺术大学大學院映像研究科担任讲师,講述故事理论和漫画表现理论。 2013年3月从神戸芸術工科大学退職,但又於2014年3月至4月再任神戸芸術工科大学特聘教授。 2013年10月起任国際日本文化研究中心研究部教授[6] 。 2014年至2016年間任東京大学大学院情報学環角川集團媒體研究講座特任教授。[7] 。
2007年7月,大塚在工作的神戸芸術工科大学取得博士學位。论文是《從「米奇的格式」到「原子小金剛的命題」──戰後漫畫方法論在戰爭期的起源與發展》(日语:『ミッキーの書式』から『アトムの命題』へ 戦後まんがの方法の戦時下起源とその展開) [8] 。
作品列表
[编辑]漫畫原作
[编辑]- 魍魎戦記MADARA 全5卷(作画:田島昭宇、1987年〜1990年)
- 魍魎戦記MADARA 転生編 全1卷(作画:田島昭宇、1990年〜1991年、未完)
- 魍魎戦記MADARA摩陀羅弐 全3卷(作画:田島昭宇、1990年〜1992年)
- 贖いの聖者 全1卷(作画:白倉由美、1991年)
- デパートのアリス(作画:白倉由美、1992年) - 『imago1992年2月号 特集=はやり神の心理学』掲載
- 幼稚園戦記まだら 全5卷(作画:義見依久、1992年〜1996年)
- 魍魎戦記MADARA赤 全3卷(作画:田島昭宇、1992年〜1994年)
- 東京ミカエル 上下(作画:堤芳貞、1992年〜1993年、2000年)
- 聖痕のジョカ 全5卷(作画:相川有、1993年〜1995年)
- JAPAN 全3卷(作画:伊藤真美、1993年〜1994年、第一部完)
- MADARA青 全5卷(作画:花津美子、1993年〜1997年)
- 芙蓉姫退屈記 全2卷(作画:義見依久、1994年〜1996年)
- 戦国群笑伝 少年忍者バサラくん 全3卷(作画:義見依久、1994年〜1997年)
- 北神伝綺 上下(作画:森美夏、1994年〜1996年?)
- MADARA影 全1卷(作画:高橋明 、1994年〜1995年、未完)
- MADARA四神篇 全1卷(作画:星樹、 1994年頃) - 台湾のコミック誌『FIRST』に連載された。
- 新・聖痕のジョカ 全5卷(作画:相川有、1995年〜1997年)
- 機械生物都市ノーランド 全3卷(作画:高橋明 、1996年〜1997年)
- イイナ 〜Feel for Love〜 上下(作画:成瀬かおり、1997年〜1998年) - 原作者としてのクレジット表記は「S-nery Angel」
- 多重人格偵探Psycho 全24卷(作画:田島昭宇、1997年〜2016年)
- 木島日記 上中下(作画:森美夏、1998年〜2003年) -マンガ版では未完だが、2017年に小説『木島日記 もどき開口』が刊行され、小説の形で物語は完結した。
- 超鉄大帝テスラ 上下(作画:大野安之、1998年〜1999年、第一部完)
- 口裂け少女さっちゃん 全2卷(作画:大橋薫、1999年〜2000年)
- リヴァイアサン 全12卷(作画:衣谷遊、1999年〜2005年)
- 黑鷺屍體宅配便 1〜28卷(作画:山崎峰水、2000年〜) - 『ヤングエース』にて連載中
- 多重人格探偵サイチョコ 全4卷(作画:Hirarin、2001年〜2010年)
- くもはち。(作画:西島大介、2003年〜2005年) - 大塚は「原案」としてクレジットされている
- 探偵儀式 全6卷(原作:清涼院流水、作画:箸井地図、2003年〜2009年)
- 妖怪小戦争(作画:西島大介、2004年) - 『エース特濃』Vol.9掲載
- アンラッキーヤングメン 全2卷(作画:藤原カムイ、2004年〜2006年)
- オクタゴニアン 1卷(作画:杉浦守、2004年〜2005年、未完)
- 八雲百怪 1〜4卷(作画:森美夏、2005年〜2021年)
- くもはち 全1卷(作画:山崎峰水、2005年)
- 東京事件 1〜2卷(作画:菅野博之、2005年〜2008年、未完)
- 松岡國男妖怪退治 1〜4卷(作画:山崎峰水、2006年〜)- 『黑鷺屍體宅配便』のスピンオフ作品
- 逆走少女 全2卷(脚本:久保田浩康、作画:ともぞカヲル、2007年〜2008年)
- とでんか 全7卷(作画:樹生ナト、2007年〜2013年)
- 三つ目の夢二 全2卷(作画:Hirarin、2008年〜2010年、第一部完)
- 死舞能 1卷(作画:谷岡曜子、2011年〜未完)
- とでんか少年探偵団 全1卷(作画:樹生ナト、2011年〜2012年)- 『とでんか』のスピンオフ作品
- まんがでわかる物語の学校 全1卷(作画:野口克洋、2012年〜2013年)- 大塚は「構成」としてクレジットされている
- 恋する民俗学者 全2卷(作画:中島千晴、2013年〜2019年)
- クウデタア 全1卷(作画:西川聖蘭、2015年~2016年)
- まんがでわかるまんがの歴史 全1卷(作画:Hirarin、2015年5月~2017年9月)
- アライアズキ、今宵も小豆を洗う。全3卷(作画:山崎峰水、2015年~2017年)- 《黑鷺屍體宅配便》的外傳作品
- ぼくとぬえちゃんの百一鬼夜行 全3卷(作画:樹生ナト、2015年〜2017年)
- 東京オルタナティヴ(作画:西川聖蘭、2017年9月〜) - 『ヤングエース』連載中
- まんがでわかるまんがの描き方(作画:砂威、カリキュラム構成:浅野龍哉、2017年11月〜) - 『コミックウォーカー』連載中
- くだんのピストル(作画:山崎峰水、2021年1月〜) - 『ヤングエース』連載中
小說
[编辑]長篇
[编辑]- 摩陀羅 天使篇 1〜3卷(電撃文庫:1994年〜1995年)
- 多重人格偵探Psycho1 情緒的な死と再生(角川スニーカー文庫:1998年)
- 多重人格偵探Psycho2 阿呆船(角川スニーカー文庫:1998年)
- MADARA MILLENNIUM 転生編 1(角川スニーカー文庫:1999年)
- 冬の教室(徳間デュアル文庫:2000年。白倉由美演出・脚本の同名の朗読ドラマ(1997年発売)のノベライズ)
- 多重人格偵探Psycho 雨宮一彦の帰還(講談社ノベルス:2000年、角川文庫:2003年)
- 木島日記(角川書店:2000年、角川文庫:2003年) - 第22回吉川英治文学新人賞候補作
- 木島日記 乞丐相(角川書店:2001年、角川文庫:2004年)
- 多重人格偵探Psycho 小林洋介の最後の事件(『情緒的な死と再生』を改題。講談社ノベルス:2002年、角川文庫:2003年)
- 多重人格偵探Psycho 西園伸二の憂鬱(『阿呆船』を改題。講談社ノベルス:2002年、角川文庫:2003年)
- リヴァイアサン (講談社ノベルス:2002年、電撃文庫:2004年)
- 僕は天使の羽根を踏まない(『MADARA MILLENNIUM 転生編 1』の結末部分を大幅に加筆して改題。徳間書店:2003年、徳間デュアル文庫:2005年)
- ロリータ℃の素敵な冒険(徳間書店:2004年、徳間デュアル文庫:2005年)
- くもはち(角川書店:2003年、角川文庫:2005年)
- 夏の教室(徳間書店:2007年。『夏の教室』『冬の教室』『海辺の教室』を収録)
- 小説 アトム大使(角川つばさ文庫:2009年。手塚治虫の同名の漫画のノベライズ)
- 零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い(角川ホラー文庫:2014)
- 代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険(角川ホラー文庫:2014)
- 木島日記 もどき開口(角川書店:2017年。『怪』vol.0026(2009年4月)~vol.0047(2016年3月)連載)
短篇
[编辑]- 実録・都市伝説 <人面犬>の秘密(角川文庫:『定本 物語消費論』収録、1991年)
- 彼女の海岸線(徳間デュアル文庫:『NOVEL21 少女の空間』収録、2001年。白倉由美の同名の漫画のノベライズ)
- 渡久地菊夫の失敗 そのような題名の単行本には収録されないプロローグ(角川文庫:『雨宮一彦の帰還』収録、2003年)
- 昨日はもう来ない だが明日もまた……(徳間デュアル文庫:『手塚治虫COVERエロス篇』収録、2003年。手塚治虫の漫画『ふしぎなメルモ』のノベライズ)
- イージーライフ。あるいは昔ここにいてもういない(政治少年)のこと。(『ユリイカ2011年11月号 特集=やくしまるえつこ』掲載。白倉由美との合作)
未出版
[编辑]- 北神伝綺(メフィスト2001年1月号~2001年9月号に連載。漫画版のノベライズ)
- MPD-PSYCHO/FAKE 試作品神話(ドラマ版『多重人格偵探Psycho』の続編で月刊ニュータイプに連載された。2009年に文庫化された同名の絵本とは内容は無関係。1stシーズンは2000年9月号~2001年12月号、2ndシーズンは2002年8月号〜2003年4月号に連載。以下のものが現在入手できる)
- DSM-X.101:Learning Disorder NOS 特定不能学習障害(1stシーズン第1話。角川スニーカー文庫・『多重人格偵探Psycho FAKE』第3卷収録)
- 多重人格偵探Psychoと突然の平和論(1stシーズン第15話。角川文庫・『サブカルチャー反戦論』収録)
- DSM-X-200.4 Schizoaffective Disorder 分裂感情障害(2ndシーズン第9話。角川文庫・『サブカルチャー反戦論』収録)
- 木島日記 天地に宣る(KADOKAWAミステリ2002年4〜5、7〜11月号、2003年1、3月号に連載。未完)
- 北神伝綺(ザ・スニーカー2006年6月号〜2007年6月号に連載。オリジナルストーリー)
腳本
[编辑]- 多重人格偵探Psycho REAL(徳間デュアル文庫:2001年、「多重人格偵探Psycho」のドラマ版の脚本)
- 多重人格偵探Psycho 雨宮一彦の消滅(角川書店:2005年、「多重人格偵探Psycho」の舞台版の脚本)
繪本協力
[编辑]- 試作品神話 (作畫:西島大介、角川書店:2006年、角川文庫:2009年)
- きみはひとりでどこかにいく (作畫:七字由布 、太田出版:2010年)
- 詛咒屋姊妹(作畫:Hirarin 、徳間書店:2013年)
評論
[编辑]単著
[编辑]- 『「まんが」の構造――商品・テキスト・現象』(弓立社:1987年)
- 『システムと儀式』(本の雑誌社:1988年、ちくま文庫:1992年)
- 『物語消費論――「ビックリマン」の神話学』(新曜社:1989年、角川文庫『定本 物語消費論』:2001年、星海社新書:2021年)
- 『少女民俗学――世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」』(光文社:1989年、光文社文庫:1997年)
- 『子供流離譚――さよなら〈コドモ〉たち』(新曜社:1990年)
- 『見えない物語――「騙り」と消費』(弓立社:1991年)
- 『たそがれ時に見つけたもの――『りぼん』のふろくとその時代』(太田出版:1991年)
- 『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代(ちくま文庫:1995年)
- 『物語治療論――少女はなぜ「カツ丼」を抱いて走るのか』(講談社:1991年)
- 『「癒し」としての消費』(勁草書房:1991年)
- 『仮想現実批評――消費社会は終わらない』(新曜社:1992年)
- 『人身御供論――供犠と通過儀礼の物語』(新曜社:1994年、角川文庫:2002年)
- 『戦後まんがの表現空間――記号的身体の呪縛』(法藏館:1994年) - 第16回サントリー学芸賞受賞
- 『戦後民主主義の黄昏――わたしたちが失おうとしているもの』(PHP研究所:1994年)
- 『「彼女たち」の連合赤軍――サブカルチャーと戦後民主主義』(文藝春秋:1996年、角川文庫:2001年)
- 『物語の体操――みるみる小説が書ける6つのレッスン』(朝日新聞社:2000年、朝日文庫:2003年、星海社新書『物語の体操――物語るための基礎体力を身につける6つの実践的レッスン』:2013年、『小説トリッパー』連載)
- 『サブカルチャー反戦論』(角川書店:2001年、角川文庫:2003年)
- 『戦後民主主義のリハビリテーション――論壇でぼくは何を語ったか』(角川書店:2001年、角川文庫:2005年、『GQ』1999年9月号~2001年3月号、『Voice』2000年3月号~2001年4月号連載の時評と『諸君!』『論座』『中央公論』等の論壇誌に掲載した評論をまとめたもの)
- 『江藤淳と少女フェミニズム的戦後――サブカルチャー文学論序章』(筑摩書房:2001年、ちくま学芸文庫:2004年)
- 『キャラクター小説の作り方』(講談社現代新書:2003年、角川文庫:2006年、星海社新書:2013年、『ザ・スニーカー』連載)
- 『アトムの命題――手塚治虫と戦後まんがの主題』(アニメージュ叢書:2003年、角川文庫:2009年)
- 『少女たちの「かわいい」天皇――サブカルチャー天皇論』(角川文庫:2003年)
- 『「おたく」の精神史――1980年代論』(講談社現代新書:2004年、朝日文庫:2007年、星海社新書:2016年『諸君!』1999年10月号~2000年10月号連載)
- 『サブカルチャー文学論』(朝日新聞社:2004年、朝日文庫:2007年、『文學界』1998年4月号~2000年8月号連載)
- 『物語消滅論――キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」』(角川Oneテーマ21:2004年)
- 『「伝統」とは何か』(ちくま新書:2004年)
- 『憲法力――いかに政治のことばを取り戻すか』(角川Oneテーマ21:2005年)
- 『更新期の文学』(春秋社:2005年、『早稲田文学』2004年5月号~2005年5月号連載)
- 『初心者のための「文学」』(角川書店:2006年、角川文庫:2008年、『ザ・スニーカー』2004年4月号~2005年12月号連載)
- 『村上春樹論――サブカルチャーと倫理』(若草書房:2006年)
- 『「捨て子」たちの民俗学――小泉八雲と柳田國男』(角川選書:2006年、『本』(講談社)2004年9月号~2005年3月号、『本の旅人』2005年5月号~2006年3月号連載) - 第5回角川財団学芸賞受賞
- 『怪談前後――柳田民俗学と自然主義』(角川選書:2007年、『群像』2002年8月号~2004年2月号連載)
- 『公民の民俗学』(作品社:2007年、『「伝統」とは何か』に補論を加えて改題したもの)
- 『偽史としての民俗学―柳田國男と異端の思想』(角川書店:2007年、『怪』vol.0011(2001年8月)~vol.0020(2006年1月)連載)
- 『護憲派の語る「改憲」論――日本国憲法の「正しい」変え方』(角川oneテーマ21:2007年)
- 『キャラクターメーカー――6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」』(アスキー新書:2008年、星海社新書:2014年)
- 『ストーリーメーカー――創作のための物語論』(アスキー新書:2008年、星海社新書:2013年)
- 『物語論で読む村上春樹と宮崎駿――構造しかない日本』(角川oneテーマ21:2009年)
- 『大学論――いかに教え、いかに学ぶか』(講談社現代新書:2010年)
- 『映画式まんが家入門』(アスキー新書:2010年)
- 『物語の命題――6つのテーマでつくるストーリー講座』(アスキー新書:2010年)
- 『「妹」の運命――萌える近代文学者たち』(思潮社:2011年、『現代詩手帖』2006年9月号~2008年4月号連載)
- 『手塚治虫が生きていたら 電子コミックをどう描いていただろう 大塚教授の漫画講座』(徳間書店:2011年)
- 『神話の練習帳――物語作者になるためのドリル式ストーリー入門』(キネマ旬報社:2011年)
- 『物語消費論改』(アスキー新書:2012年)
- 『社会を作れなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門』(角川EPUB選書:2014年)
- 『メディアミックス化する日本』(イースト新書:2014年)
- 『二階の住人とその時代 転形期のサブカルチャー私史』(星海社新書:2016年、『熱風』(吉卜力工作室発行)2012年2月号~2014年6月号連載)
- 『感情化する社会』(太田出版:2016年)
- 『日本がバカだから戦争に負けた 角川書店と教養の運命』(星海社新書:2017年)
- 『殺生と戦争の民俗学 柳田國男と千葉徳爾』(角川選書:2017年、『怪』vol.0035(2012年3月)~vol.0047(2016年3月)連載)
- 『大政翼賛会のメディアミックス:「翼賛一家」と参加するファシズム』(平凡社:2018年)
- 『手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術』(星海社新書:2018年)
- 『感情天皇論』(ちくま新書:2019年)
- 『ミュシャから少女まんがへ 幻の画家・一条成美と明治のアール・ヌーヴォー』(角川新書:2019年)
- 『文学国語入門』(星海社新書:2020年)
- 『「暮し」のファシズム 戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』(筑摩選書:2021年)
- 『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外』(星海社新書: 2021年)
合著
[编辑]- (荷宮和子)『クマの時代――消費社会をさまよう者の「救い」とは』(光文社:1993年)
- (ササキバラ・ゴウ)『教養としての「まんが・アニメ」』(講談社現代新書:2001年)
- (大澤信亮)『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(角川oneテーマ:2005年)
- (川口創)『「自衛隊のイラク派兵差止訴訟」判決文を読む』(角川グループパブリッシング:2009年)
- (川口創)『今、改めて「自衛隊のイラク派兵差止訴訟」判決文を読む』(星海社新書:2015年)
- (世界まんが塾)『世界まんが塾』(角川書店:2017.3)
- (牧野守)『手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術』(星海社新書:2018年)
对话集
[编辑]- 『Mの世代―ぼくらとミヤザキ君』(中森明夫との対談、太田出版:1989年)
- 『密室―女高生監禁殺害・コンクリ詰め事件 幼女連続殺害事件』(芹沢俊介との対談、春秋社:1990年)
- 『中村うさぎのすきだぜっ!!ファンタジー』(中村うさぎの対談相手の一人、メディアワークス:1997年5月25日)
- 『だいたいで、いいじゃない。』(吉本隆明との対談、文藝春秋:2000年、文春文庫:2003年)
- 『最後の対話――ナショナリズムと戦後民主主義』(福田和也との対談、PHP研究所:2001年)
- 『戦争と平和』(富野由悠季・上野俊哉・ササキバラ・ゴウとの座談会、アニメージュ叢書:2002年)
- 『「ほしのこえ」を聴け』(ササキバラ・ゴウ、大野修一、川中利満との座談会、アニメージュ叢書:2002年)
- 『対談集 妖怪大談義』(京極夏彦の対談相手の一人、角川書店:2005年、角川文庫:2008年、副題:民俗学は偽史だったのか?)
- 『アニメ・マンガ・戦争 安彦良和対談集』(安彦良和の対談相手の一人、角川書店:2005年5月23日)
- 『香山リカと大塚英志が子供たちが書いた憲法前文を読んで考えたことと憲法について考えてほしいこと』(香山リカとの対談、角川書店:2005年)
- 『天皇と日本のナショナリズム』(宮台真司・神保哲生の鼎談相手の一人、春秋社:2006年、副題:憲法とナショナリズム)
- 『リアルのゆくえ──おたく/オタクはどう生きるか』(東浩紀との対談、講談社現代新書:2008年)
- 『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』(みなもと太郎との対談、角川学芸出版:2010年)
- 『愚民社会』(宮台真司との対談、太田出版:2011年)
- 『史論の復権』(與那覇潤の対談相手の一人、新潮新書:2013年11月16日)
- 『柄谷行人発言集 対話篇』(柄谷行人の対談相手の一人、 読書人:2020年11月12日)
编著
[编辑]- 『少女雑誌論』(東京書籍、1991年)
- 『私たちが書く憲法前文』(角川書店、2002年)
- 『「私」であるための憲法前文』(角川書店、2003年)
- 『読む。書く。護る。――「憲法前文」のつくり方』(角川書店、2004年)
- 『まんがはいかにして映画になろうとしたかー映画的手法の研究』(NTT出版、2012年)
- 『柳田国男―山人論集成』(角川ソフィア文庫、2013年)
- 『神隠し・隠れ里―柳田国男傑作選』(角川ソフィア文庫、2014年)
- 『動員のメディアミックス―〈創作する大衆〉の戦時下・戦後―』(思文閣出版、2017年)
- 『東大・角川レクチャーシリーズ 00 『ロードス島戦記』とその時代 黎明期角川メディアミックス証言集』(KADOKAWA、2018年)
- 『柳田國男 民主主義論集』(平凡社ライブラリー、2020年)
- 『牧野守 在野の映画学 戦時下・戦後映画人との対話』(太田出版、2021年)
- 『運動としての大衆文化 協働・ファン・文化工作』(水声社、2021年)
监修
[编辑]- 『ワインカラー物語―かがみあきら選集』(かがみあきら著、ニュータイプ100%コミックス:2004年)
- 『なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか』(マーク・スタインバーグ著、角川EPUB選書:2015年)
- 『まんが訳 酒呑童子絵卷』(山本忠宏編、ちくま新書、2020年)
漫畫解說書籍
[编辑]- 『暗闇ライト』(勝川克志、東京三世社:1983年8月10日、副題:ビー玉の<まなざし>)
- 『桃色三角』(中田雅喜、白夜コミックス:1984年8月1日、副題:中田雅喜論ーあるいは永遠の共犯者として)
- 『スゥエード・キルシュ』(白倉由美、白夜コミックス:1984年10月1日、副題:ウォーターメロンシャーベット考ー白倉由美論ー)
- 『サクリファイス』(白倉由美、スケール:1989年11月30日)
- 『リンウッド・テラスの心霊フィルム―大槻ケンヂ詩集』(大槻ケンヂ、思潮社:1990年11月1日、副題:笛吹き男のいいわけについて)※卷末ではなく、リーフレットとして収録
- 『ミカドの肖像―プリンスホテルの謎』(猪瀬直樹、小学館ライブラリー:1991年8月1日、副題:「消費社会論」としての『ミカドの肖像』)
- 『魍魎戦記摩陀羅 アガルタの真王(上)』(阿賀伸宏、角川スニーカー文庫:1992年8月1日)
- 『懐かしい年への手紙』(白倉由美、太田COMICS:1992年7月29日、副題:置き去りにされた季節からの手紙)
- 『スイマー、千年の夏。』(田中たみい、太田COMICS芸術漫画叢書:1992年9月28日、副題:発行人による解説)
- 『夜の魚』(吾妻ひでお、太田COMICS芸術漫画叢書:1992年9月28日、副題:吾妻ひでおを再び「流通」させる理由)
- 『もう一度デジャ・ヴ』(小説:村山由佳、漫画:志田正重、ジャンプジェイブックス:1993年6月9日、 副題:追体験の楽しみ)
- 『コミュニケーション不全症候群』(中島梓、ちくま文庫:1995年12月4日、副題:「母の崩壊」の後で)
- 『田渕由美子 作品集★1 フランス窓便り』(田渕由美子、集英社文庫:1996年11月20日、副題:田渕由美子さんが四畳半のアパートで夢見たもの)
- 『アリオン(1)』(安彦良和、中公文庫:1997年2月18日、副題:戦後まんが史の忘れられた欲望)
- 『トレヴァー・ブラウン』(トレヴァー・ブラウン、トレヴィル:1997年11月5日、副題:セルロイドの身体の国への批評)
- 『わが「転向」』(吉本隆明、文春文庫:1997年12月10日、副題:「明るさ」は敵か?)
- 『エコエコアザラク 第1卷』(古賀新一、角川文庫:1998年7月7日)
- 『夢のなか』(宮崎勤、創出版:1998年12月10日、副題:「宮崎勤」は誰にもわからない)
- 『地雷震 メモリアルセレクション2』(高橋ツトム、講談社:2000年1月13日)
- 『セブン 1st.Live』(原作:S-nery Angel、著:杉浦健史、ケイエスエスノベルズ:2000年4月30日)
- 『ジョーカー涼』(清涼院流水、講談社文庫:2000年5月15日)
- 『文学なんかこわくない』(高橋源一郎、朝日文庫:2001年6月1日、副題:タカハシさんにおける義務と責任について)
- 『ハッピーエンド』(ジョージ朝倉、MEPHISTO COMICS:2002年4月15日、副題:「ハッピーエンド」への意思)
- 『多重人格偵探Psycho・フェイク』(許月珍、角川書店:2002年7月5日)
- 『強殖装甲ガイバー⑳』(高屋良樹、角川コミックス・エース:2003年2月1日、副題:大塚英志はいかにして高屋良樹に敗れたか)
- 『おーぷん・ハート―ロケットライダーがいた日』(鯨晴久、角川スニーカー文庫:2003年6月1日)
- 『巷説百物語』(京極夏彦、角川文庫:2003年6月25日)
- 『MADARA四神篇』(原作:MADARA PROJECT、作画:星樹、角川コミックス・エース:2003年9月1日)
- 『お楽しみはこれもなのじゃ』(みなもと太郎、角川書店:2004年11月1日)
- 『ワインカラー物語―かがみあきら選集』(かがみあきら、ニュータイプ100%コミックス:2004年12月25日、副題:かがみあきらの「呟き」)
- 『南回帰船』(中上健次、角川学芸出版:2005年7月5日、副題:中上健次劇画原作『南回帰船』及び『明日』について)
- 『非武装中立論』(石橋政嗣、明石書店:2006年9月11日、副題:「虚勢」ではない安全保障論をいかに語るか)
- 『千里眼 美由紀の正体 下』(松岡圭祐、角川文庫:2007年9月25日)
- 『女子大生会計士、はじめました』(山田真哉、角川文庫:2007年11月25日)
- 『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2013年4月10日)
- 『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2013年5月10日)
- 『ジブリの教科書3 となりのトトロ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2013年6月7日)
- 『先祖の話』(柳田国男、角川ソフィア文庫:2013年6月21日)
- 『物語の法則――強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』(クリストファー・ボグラー/デイビッド・マッケナ 、アスキー・メディアワークス:2013年9月26日)
- 『ジブリの教科書4 火垂るの墓』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2013年10月10日)
- 『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2013年12月4日)
- 『ジブリの教科書6 おもひでぽろぽろ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2014年3月7日)
- 『中上健次集 一 岬、十九歳の地図、他十三篇』(中上健次、インスクリプト:2014年4月26日、副題:中上健次についての批評的なノート)
- 『ジブリの教科書16 借りぐらしのアリエッティ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2014年6月10日)
- 『ジブリの教科書7 紅の豚』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2014年9月2日)
- 『劇画暮らし』(辰巳ヨシヒロ、角川文庫:2014年10月25日)
- 『ジブリの教科書8 総天然色漫画映画 平成狸合戦ぽんぽこ』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2015年1月5日)
- 『ジブリの教科書9 耳をすませば』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2015年4月10日)
- 『ジブリの教科書10 もののけ姫』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2015年7月10日)
- 『ジブリの教科書11 ホーホケキョ となりの山田くん』(吉卜力工作室、文春ジブリ文庫:2015年11月10日)
- 『怪物マチコミ 他 水木しげる漫画大全集』(水木しげる、講談社:2017年9月1日、副題:水木しげるとアインシュタイン塔)
企劃
[编辑]- 魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく(白夜書房、1985年、名單上「原案」)
雜誌編輯
[编辑]- 漫画ブリッコ
- プチアップルパイ
- いけないcomic
- リュウ(後期)
- 月刊少年キャプテン
- COMIC BOX Jr.(初期)
- 新現実(角川書店→太田出版;2002年~2008年,5號刊前,不定期刊行。1号東浩紀、4号與上野俊哉、中塚圭骸共同編輯)
- Comic新現実(角川書店、2004年~2005年、6号前不定期刊行)
- TOBIO(太田出版、2008年~2012年)
廣播
[编辑]- マダラプロジェクトアワー 声優育成シミュレーション学園少女(TBSラジオ 1995年10月 - 1996年3月)- 以マダラ一郎名義,與S-nery
- マダラプロジェクトアワー S-neryのジョカラジ(TBSラジオ 1996年4月 - 1996年10月) - 以ジョカ一郎名義,與S-nery
- 物語創作講座 どらまツクール(毎日放送 1997年11月 - 1997年3月) - 以どらま一郎名義,與菊地由美、吉本桂子
- サブカルチャー倶楽部(關西電台 1999年7月 - 1999年9月) - 與菊地由美
- サブカルチャー倶楽部2(關西電台 1999年10月 - 2000年12月) - 與菊地由美、大塚ギチ、八卷千紘。
- サブカルチャー倶楽部3(關西電台 2000年1月 - 2000年3月) - 與菊地由美、大塚ギチ。
- 改め!ラジオ新現実(關西電台 2005年7月3日 - 2005年9月25日) - 與大野修一、橋本英治、長谷川紘子等。
- それでもラジオ新現実(關西電台 2005年10月2日 - 2005年12月25日) - 與杉本真理子、大野修一、橋本英治、長谷川紘子等。
- 眠らない大学at神戸芸工大(關西電台 2008年4月3日 - 2014年3月28日) - 與神戸芸術工科大学学生們。
- 未来まんが研究所 物語の学校(Niconico直播公式番組 2011年11月5日 - 2013年2月22日) - 與斉藤大地等。
- ニコニコアカデミー 大塚英志 世界まんが塾(Niconico直播公式番組 2014年2月7日 - 2015年3月20日) - 與浅野龍哉等。
參考
[编辑]- ^ 日本司法制度中,經法院同意,可以選任無律師資格者為特別辯護人
- ^ 『江藤淳と少女フェミニズム的戦後』(ちくま学芸文庫)179ページ
- ^ 『「おたく」の精神史』(朝日文庫)70ページ/『Comic新現実 問題外増刊みたいな…』(角川書店)2ページ
- ^ 『「おたく」の精神史』(朝日文庫)216ページ/『木島日記』(角川文庫)330ページ
- ^ 『週刊金曜日』(2006/01/27発売号)掲載の『宮崎勤被告、最高裁「死刑判決」から抜け落ちた視点 -他者におびえて「近代」を断念してはならない-』(大塚英志)より引用「最高裁の判決は開廷から閉廷まで四十五秒ほどであった。一つの事実として、その事を記しておく。」
- ^ コスト削減のためにDTPを使い編集者が一人で編集する雑誌である
- ^ 国際日本文化研究センター研究者一覧「大塚英志」. [2021-10-04]. (原始内容存档于2014-02-20).
- ^ 東京大学大学院情報学環角川文化振興財団メディア・コンテンツ研究寄付講座Members. [2021-10-04]. (原始内容存档于2014-08-09).
- ^ 博士論文書誌データベース